ゲド戦記 |アーシュラ・K.ル=グウィン
ゲド戦記
出演:
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
発売日 2007-07-04
定価:¥4,935(税込)
価格:¥3,701(税込)
オススメ度:★★★
宮崎駿の長男、吾朗が初監督に挑む。それだけでも興味津々の一作。原作は世界的ベストセラーで、宮崎駿も『風の谷のナウシカ』などに多大な影響を受けたと公言するファンタジー。全6巻の、とくに後半のエッセンスを抽出しながら、架空の世界「アースシー」における異変と、その原因を探る王子アレン、大賢人ハイタカ(ゲド)の旅をつづっていく。
人物の過去や行動の動機が詳しく語られないので、ある程度、基本設定を知ってから観た方がいい。吾朗監督は、人間の生と死など原作のテーマを追求しているものの、ストーリーテリングは、やはりまだ熟練とは言えない。ただ、満天の星空や、微妙な色で変化していく夕暮れなど、絵画のように美しい映像は印象的。全体の色づかいのバランスにも、過去のジブリ作品との違いが意識されているようだ。声優陣では、やはりハイタカ役の菅原文太が重厚。手嶌葵は透き通る歌声が心に響く。結末を含め、いろいろと突っ込みどころはあるが、巨匠の息子の初監督作として温かく見守りたい作品である。(斉藤博昭)
光と影の、逆転のアイディア。 2007-06-04
追いかけてくる影のアレンが、実は「心の光」だった、
・・・という光と影の逆転のアイディア。
光のアレンがクモの城にだけ入れなかったり、
沼地で「去れ!」と命じられて完全にコントロールされていたということは、
やはりアレンの心から、光を分断させたのは、クモなのか・・・?
それだけではなく、クモが倒れただけで食い合っていた竜が仲良く群れ飛ぶ。。。
「心が闇に沈んだ少年を少女が救う」というストーリーは原案の『シュナの旅』そのまんまだが、
これに『ゲド戦記』とタイトルを付けて、誤解を招いたことが惜しまれる。
グウィンの小説『ゲド戦記』から借りたのは舞台設定と、登場人物の名前のみ。
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この記事は2007/6/28に作成しました。