自由と繁栄の弧 |麻生 太郎
自由と繁栄の弧
麻生 太郎
幻冬舎 刊
発売日 2007-06
価格:¥1,680(税込)
オススメ度:★★★★★
「自由と繁栄の弧」、理念はすばらしいがしかし・・・ 2007-06-10
一読、
久々に日本発の世界に通用する外交理念だと思った。
しかし本当にうまくいくのだろうか。
これは知人から聞いた話だが、
インド大使館、中国大使館には多く創○学会員が潜り込んでいるという。
また、外務省内には創○学会の「大鳳会」なるものがあるとの事。
これではいくらすばらしい外交理念を打ち出しても創○学会を通じて
やることなすこと特ア諸国に筒抜けになる可能性があるではないか。
数年前外務省では職員の採用方法を外交官試験から他の省庁と同じように
国家I種U種に統合されることになった。
これで縁故外交官が減るのは喜ばしいことだがその分、創○学会のような
特定の政治思想を持った連中がどんどん潜り込んでくるようになるようでは
何のための外務省改革だったかわからない。
「自由と繁栄の弧」
この理念が特定団体の利権に化けないことを願うばかりである
日本発の現代版ハートランド理論. 2007-06-10
本書の中にある「自由と繁栄の弧」を示した地図を観ると,其れがユーラシア大陸の中心をグルッと囲む様に,日本を発して東南アジア,南アジア,中東,西アジアを経て,そして欧州へと繋がっている.其れは経済や政治で対立する大陸の国家群ロシア,チャイナ,南北コリアへの牽制であり,其等を囲む様に自由と繁栄の国家群を築き上げようと言うプランであると言う事も窺い知れるでしょう.
勿論,チャイナへの牽制ばかりでは無い.今後大きな市場たり得るチャイナに対して如何にして共に利益を享受するかと言う事も述べられています.マクロ視点としての「自由と繁栄の弧」を示し軸にして,ミクロ視点として日米間,日中間を外交政策からどの様にすべきか,そして其の為には日本はどうすべきかと言うVisionを示している,今迄の外交政策では日米,日中の様に二カ国間の対処策的な処が多かったが,此れは久し振りに観る,多くの国・地域を股に懸けた空間的な繋がりを持たせていると同時に,スケールを重ねた重層的な戦略Visionであると思います.
受け身的な日本から積極的に日本の価値を発信する日本への変貌を期待させる内容です.
亦,此の「自由と繁栄の弧」はH.J.マッキンダーが唱えたハートランド理論を彷彿させる様でもあり,各々の国家の位置を観ると将にデモクラシーの理想と現実だなぁと言う感もしますが英国からではなく日本からの視点で,此の様なVisionを示した事に大きな意義があると思います.
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この記事は2007/6/16に作成しました。